SHOEI EX-ZERO レビュー
SHOEI EX-ZEROのレビュー
2018年11月末に SHOEI EX-ZERO を入手。約1ヶ月使用したインプレを記録します。
購入理由
ずっとOGKカブト RT-33を被っていました。しかし、スーパーシェルパに乗っていた時期、一時的に被っていたSHOEI HORNET ADVが非常に快適だったため、「もし、”オンロード用HORNET”のようなコンセプトのメットが発売されたら買おう!」とずっと考えていました。
そこで発売されたのがEX-ZERO。即購入をキメました。
レビュー
前置きはこの辺にして良いところと悪いところ書いていきます。
良いところ
軽い
とにかく軽い。びっくりするくらい軽い。実際軽い。
被って一番最初に感じたのが圧倒的な軽さ。オンロード用フルフェイスヘルメットとしては異次元の装着感。 気になったので実際の重さを調べたらこんな感じでした。サイズはXLで統一しています。
製品名 | 重量 |
---|---|
EX-ZERO | 1283g |
HORNET ADV | 1606g |
RT-33 | 1520g |
実際軽い、圧倒的に軽い。比較対象間違ってない?
というわけで、比較対象を変えました。SHOEI頭なのでメーカーは全てSHOEIです。
製品名 | 説明 | 重量 |
---|---|---|
EX-ZERO | - | 1283g |
X-Fourteen | フラッグシップ | 1666g |
Z-7 | 最軽量フルフェイス | 1447g |
VFX-WR | オフロード | 1383g*1 |
J-FORCE IV | ジェット | 1400g |
J・O | クラシック | 1145g |
やはり軽すぎる……!
調べてみてわたしも初めて知りましたが、オフヘルのVFX-WRより100g軽いようです。マジか。例外として、J・OはEX-ZEROのベースになったヘルメットのようですので、追加パーツ(チンガード)の分だけ重いようです。
軽さは正義
口元のサイズ感
RT-33と違って口元の空間が非常に広いためとても楽です。口元の部分だけオフロードメットの装着感になっています。たったそれだけなのに開放感が凄いです。
デザイン
古くも新しい、最近流行りの「ネオレトロ」っぽいデザインです。 丸目ネイキッドやスクランブラー等の同じく「ネオレトロ」のバイクと合わせられるとカッコ良さそうです。まぁ、わたしはフルカウルのNinja650で被っていますが…… 今のところは
悪いところ
匿名性
フルフェイスヘルメットの大きなメリットの1つに「匿名性」があるのはみなさんご存知かと思います。仮面を被れば普段できないこともできるようになる…というあの感覚。そのためにみんなこぞってスモークシールドやミラーシールドを買い求めるんですよね…。
EX-ZERO の画像を見てもらえればわかりますが、シールド位置の下限の仕様上、装着者の鼻周りが露出します。スモークにしても無駄です。たったそれだけの話なのですが、結構「匿名性」が削がれてしまう感覚があります。あと、夏に露出部分だけ日焼けしないか心配です。
シールドではなくオフロード用ゴーグルを使えば解決できそうですが、EX-ZEROの開口部はオフヘルのそれと比べて狭いため、ゴーグルの種類に制限がありそうです。また、当然ですが追加の出費も発生します。
オプションとして延長ノーズガードがほしいです。切実に。
風切り音
露出している鼻周りから走行風がガンガン入ってくるため、静音性は無いに等しいです。諦めましょう。そもそも高速域で使うメットじゃないと思いますし、どうしても我慢ならないなら耳栓しましょう。
存在しない機能
軽さとトレードオフなのか製品コンセプトのためかわかりませんが、普通のメットによくある以下の機能は存在しません。
- ベンチレーション(口元のみ常時開放のベンチあり 冬は寒い)
- ピンロックシート
- 耳元の内部スピーカー設置用くぼみ
特にスピーカーが設置できないのは痛いです。HORNETにはあったのに……。
総評
自分の感想を整理して改めて感じましたが、やはり軽さが一番のメリットかと思います。バイザー付きのフルフェイスにして重量1200g代は別格です。 とにかく軽くシンプルなフルフェイスヘルメットを求めている方には、オススメできるかと思います。
以上
ショウエイ(SHOEI) バイクヘルメット EX-ZERO オフホワイト XL NK848122
- 出版社/メーカー: ショウエイ(Shoei)
- 発売日: 2018/11/01
- メディア: Automotive
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